12月14日昼頃、外務省を1300人の「人間の鎖」が包囲した。この日、韓国の日本大使館前で行われてきた「水曜集会・デモ」が1000回目を迎え、これと連帯した東京でのアクション。平日にもかかわらず、多くの人々がかけつけ、つながった。

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今年の「松井やより賞」受賞者のマレーシアのサラワジー・ムトゥさん(ジャーナリスト)も参加されていた。下の写真で顔を向けている人。

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道路を隔てた反対側では、「日の丸」旗や「在日特権を許さない市民の会」のノボリ旗を持った人たち200人くらいが、「人間の鎖」にかけつけた人々に対して口汚くののしっていた。

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在韓日本大使館前で毎週水曜日に、韓国挺身隊問題対策協議会や慰安婦とされたハルモニたちが、日本政府に謝罪と賠償、歴史への記録を求めて行動を継続してきた。それが1000回目。なんと20年間だ。しかし、日本政府は「謝罪と賠償を拒否」し続けている。「河野談話」(1993年)、村山談話(1995年)が出されてはいるが、正式な「謝罪」と「賠償」はない。民主党政権もこれまでの政権と同様に「1965年の日韓条約で解決済み」という立場だ。この問題に真摯に向き合おうとせず、挺身隊らが14日にソウルの日本大使館前に建てた「平和碑」(下の写真)に対して、韓国政府に撤去を要求している。

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この「平和碑」は、手を膝の上に置き、いすに腰掛けている短髪の少女像だ。しかし、その影はおばあさんの姿になっているとのこと。隣の椅子は、誰でも来て座り、戦時下等の女性への暴力の根絶を願い平和を求めるハルモニたちの思いを共有できるようにとつくったそうだ。銅像には、韓国語、英語、日本語でこんな碑文が刻まれている。「1992年1月8日からここ日本大使館前で開かれた日本軍慰安婦問題の解決を促す水曜デモが、2011年12月14日に1000回目を迎え、その崇高な精神と歴史を受け継ぐため、この平和の碑を建てる」
19年11ヶ月にわたり水曜集会が行われている間、234人の元慰安婦のうち171人がこの世を去り、生存者は63人だけとなった。

引き続いて、午後、衆議院第2議員会館で院内集会があった。「戦時性暴力問題連絡協議会」と「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動2010」が主催。会場は多くの立ち見で約350人が参加した。100人以上が入館できなかったとのこと。会館入り口には、先ほどの「日の丸」旗を持った人々が押しかけていて、参加者に悪罵を投げかけていた。抗議しながら入館。

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この日、韓国の日本大使館前には2000人が集まったとのこと。日本でも、札幌の150人のデモや、名古屋、静岡、大阪、広島、福岡、沖縄などの連帯の行動が報告された。韓国の水曜デモは今後も継続される。

3.11大震災・大津波で宮城県女川町で被災した宋神道(ソンシンド)さん(89歳)(下の写真)も参加され発言。「戦争は絶対にやっちゃいけない」と何度も何度も、くり返し訴えられた。深く胸に刻まれた。(Se)

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