宮城県連絡会は2月18日、仙台市内で『復興・原発事故の裏で進められる改憲の動き』と題する改憲問題・学習講演会を開催しました。事務局長の西川さんに、改憲に向けて動き出した国会の現状をお話ししていただきました。
 自民党の石破などが「自衛隊が自衛戦争をやって何が悪い」「他国から攻められたらどうするのか」と憲法改悪を訴えることに対して、西川さんは日本国憲法が第2次世界大戦を受けてどのように成立したのかをハッキリさせなければならないと呼びかけました。参加者からは「民主党の護憲派はどういう状況か」「戦争を経験した自民党議員はどうなのか」といった質問が出されました。西川さんからは、例えば国旗国歌法に反対した菅・前首相が、首相になってから変節したことを石破が突いて、護憲派の動きを抑えていることが報告されました。

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学習会では東日本大震災現地救援対策本部の仲間から、『「震災復興」はどこに向かっているのか』と題するレポートもありました。大企業の「ビジネスチャンス」(村井・宮城県知事)のための震災復興と闘っていこうと分かりやすく提起されました。参加者からは、「誰かがやってくれるという風潮を変えたい。行動してみないと分からないので、ぜひ国会傍聴にも行きたい」と感想が寄せられました。
 被災地では、「復興」といって農地や漁場を大資本が奪ったり、アジア並み賃金に引き下げようという攻撃との闘いが始まっています。マスコミなどは、憲法審査会の始動に対して「改憲より復興が大事」と言って、その中身について論究されることはありません。学習会では、復興攻撃が、国のあり方そのものを変える改憲攻撃としてあることをつかむことができたと思います。
 西川さんが作成した年表は年月だけでなく、日付まで入っていてスゴイと思いました。1日の動きで戦争になったという歴史をとらえて、そうしているのだと言っておられました。まさに今、1日1日、私たちがどう考え、行動するのかが歴史を左右する時代に入ったと思っています。

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 学習会に先立って、西川さんとともに津波被害の沿岸部を視察しました。何もかも流されて更地になったことに心を痛めるとともに、「慰霊の塔」(追悼ではない!)が建てられたり、「震災復興祈願」と書かれた「日の丸」の旗が神社に掲げられていることに、警鐘を鳴らした西川さん。私たちは3・11から1周年にあたり、3・11を奇貨とする改憲攻撃とたたかい、原発再稼働を阻止することが、2万人の死に対する追悼であると改めて考えさせられた1日となりました。(宮城県連絡会・松本)