今日(4/17)で、220日目となる経産省前座り込み行動。この行動を担ってきた人々を先頭に、4月17日(火)から、20名余が集団ハンストに突入しました。1日だけの人もいますが、3日間が7人、5日間・7日間という人が5人もいるそうで、再稼働阻止への強い思いでの行動です。
大飯原発再稼働反対を訴え福井県庁前で中嶌哲演住職が断食(3/26~30)を開始しました。その思いを福島の女たちが受け継ぎ3/31からリレーハンストに入り全国に広がっています。これらの思いをさらに大きな塊にして全国に広げようと、テント前を軸とする集団的完全ハンストが呼びかけられたのです。
ハンスト初日には、福井県小浜市から中嶌哲演住職も駆けつけました。さらに、広瀬隆さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、神田香織さんらも駆けつけ、正午からテント前でハンスト突入記者会見。それぞれが、原発ゼロへの思いを語られました。

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「テント」の淵上さんから「ハンスト宣言」が読み上げられました。淵上さんは、「5月5日に泊原発が停止する。5月5日を原発ゼロとして迎えるために連続の完全ハンストを決行する」と宣言しました。

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福島の女たちの中からハンストに入る黒田さんは、「リレーハンストで全国で100人の女たちとつながった。これをさらに広げて、再稼働をとめたい」と。

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中嶌哲演住職は、「かつて国策として戦争を推進した軍国政権は、広島・長崎の過酷な犠牲の上に初めて敗戦を決断せざるを得なかった。私たちは大飯3・4号機の再稼働を認めるわけにはいかない。」と語り、「あとからくる者のために」(坂村真民作)という詩を読んで結ばれました。(…あとからくる者のために、山を川を海をきれいにしておくのだ。…未来を受け継ぐ者たちのために、みなそれぞれ自分で出来る何かをしてゆくのだ。)

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また中嶌さんは、「本当の地元は電気を使っている大都市圏のみなさんだ。1食、2食を抜いて、いま直面している状況に何ができるか考えてもらいたい」と訴えました。

また、広瀬隆さんは、「大飯3・4号機は簡単に止められる。関電が電力不足になると言っているが、これは完全なデマだ。25%不足→13.9%不足→7.6%不足と次々と言い変えている。彼らは経営破綻しているので、さらなる利権を追い求めている。」と力説しました。

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7日間のハンストに入る江田さんは、「ここは原発政策推進の本部のあるところ。ここを包囲していこう。そして、ここを中継点に全国にこの行動をつなげていってほしい。」と呼びかけました。

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記者会見の後、みんなで福島の「かんしょ踊り」。福島の女たちはこの踊りを全国に広めようと伝授しています。これは会津で明治以来続いていた盆踊りだったのですが、民衆の生きる意志、抗いの意志、人生を謳歌するうた・踊りだったため、GHQに禁止されたものだそうです。「民衆が叫びの声をあげるたび弾圧された。しかし、いまこそ民衆の怒りの叫びを!」と。(Se)

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