JR東日本会社は、今秋10月1日から「検修・構内業務の全面外注化」を実施しようとしています。これに対し最大労組であるJR東労組は協力的に妥結、国労も修正させたとして妥結。動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の3労組のみ「絶対反対!」と闘っています。

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この全面外注化は、車両を直す仕事を数100の会社にバラバラに委託しようとするもので、人命を預かる電車の安全が確実に破壊され、「第2の尼崎事故」への道です。また、外注先に専門技術がないので多くのJR労働者が外注先へ「出向」となります。そして、皮肉にも元職場が外注化でなくなってしまうので帰ってくることはできません。そもそも鉄道業務の性格上、「偽装請負」とならざるを得ず全く違法なことだらけなのです。

8月28日、動労千葉は検修・修繕部門で働く労働者がストライキに入って、午前中千葉労働局への偽装請負の告発・要請行動、午後から東京地裁へ外注化-強制出向差止め仮処分申請、と労働組合として外注化・強制出向を許さない!と総決起しました。

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地裁前で動労千葉の田中委員長は、「外注化は正規労働者を非正規にするもの。いま膨大な労働者が非正規に突き落とされて、生活を奪われ未来を奪われている。まともに人間として働くことができないという現実。しかし、こうなっているのは労働組合が屈服して闘わないからだ。組合幹部が腐り果てているからだ。」とくやしそうに語り、黙っていたら労働組合も共犯になる、自ら闘い抜き、労働組合が息を吹き返すきっかけとしたい、と決意を語りました。

動労水戸もストライキを闘い抜いて結集。動労千葉49名、動労水戸10名、動労連帯高崎1名の計60名がこの日、東京地裁に集団で提訴しました。

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支援の労働者らもたくさん駆けつけ、10.1JR外注化問題を自らの課題として闘う決意を固め合いました。

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東京地裁申し立て後、近くの弁護士会館で報告集会。

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動労千葉と動労水戸に支援の労働者、労働組合から檄布が送られました。

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いま、全世界で、新自由主義攻撃、外注化・非正規化で多くの労働者が苦しんでいます。日本でも毎年3万人を超す自殺者の多くもこうした現状の中で生み出されています。隣の韓国では、民主労総が「非正規職撤廃」を掲げてストライキで闘っています。こうした労働者の基本的なところで闘う労働組合がどうなっていくのかは、改憲・戦争絶対反対を闘う百万人署名運動にとっても重大な問題です。
今回、「百万人署名運動全国通信」9月号で、動労千葉の長田書記長に10.1外注化問題でのインタビューを掲載しました。みなさん、ぜひご覧ください。(S)