ふくしま集団疎開裁判1.21仙台アクションに参加してきました。今回で三度目の仙台アクションです。子どもたちが年間1mSv以下の安全な地域で安心して教育を受けるため、学校丸ごと避難させてほしい、と郡山市に仮処分を訴えたのが、この裁判です。現に甲状腺異常が危惧されるなど、健康への影響が出てきていて、一刻も早く疎開することが必要です。地裁での却下から、今は仙台高裁での第三回目の審尋となりました。

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まずは12時から、市内中心部の勾当台公園で集会。50分間の集会でしたが、今回は、県北の登米市から参加してくれた、「ふくめん」さんの和太鼓演奏、そして、福島県伊達市から、今は兵庫県に活動の場をうつした画家渡辺智教さんのライブペインティングありのにぎやかな集会になりました。弁護士からの今日のポイント説明、県外からの参加者や、県内学生からの発言、と、あっという間にデモの時間。参加者は70人くらいでしょうか。毎回、東京からバスを仕立てての団体参加者もいます。福島、山形の他、北海道、兵庫県からも参加がありました。

デモは、ただの脱原発デモに非ず、と集団疎開裁判のデモであることを強くアピール。市民の注目を集めました。
その後、14時45分から、カトリック元寺小路教会で、市民交流会、そして高裁審理報告会でした。市民交流会では、いつも登場する演劇班の朗読劇。福島の人たちの思いや、この裁判の必要性について、わかりやすく表現してくれました。

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そして、審尋を終えた弁護団が到着して、報告です。これが最後になるだろうとのこと。こちら側は新しい証拠、資料を出したが、郡山市は何も出してこなかったそうです。新証拠は郡山市の子どもたち1万7000人の健康調査の結果です。かなりの子どもたちの健康被害がはっきり出ているものです。それなのに、裁判官は新証拠に対して感触として無反応だったことから、厳しい結果が予想されること、などが報告されました。しかし、裁判官はビビっているという印象があったこと、何に対してか、それはこの集まっている人たちに対してビビっているのではないか、ということで、ピープルパワーは大事だ、と思いました。

今回提出が間に合わなかった新証拠もさらにあり、後日提出するそうです。その中身は、東電の事故前の資料では、厳重に防護服を着用することになっているレベルの空間線量のところで今現在普通に暮らしている福島、郡山市民の衣服や頭髪の線量を測定したものです。この証拠資料はホームページから見られるようになるそうです。

質問はたくさん出ましたが、どこまでの判決が出たら最低、よしとできるのか、などシビアなものもありました。弁護士は3人なので、意見の分かれるところでもあると思います。たとえば、伊達市では移動教室というのがあり、子どもたちが一定期間、学校丸ごと新潟県で保養のようなことが行われたのだそうで、それは自治体の動きとしては、評価できます。最低、そのような保養が認められた場合でも、それは妥協ではなく、一定評価できる、と一人の弁護士は言いました。なぜなら、福島県は福島県は安全だ、としか言っていないからです。疎開ではなく、保養だとしても、子どもたちを安全な場所に一時的に移動することを認めることは一歩前進だ、という意見に私はそうだ、と思いました。
また実際に、疎開や保養を県や市から打診されれば受け入れ態勢を作る、と言ってくれている自治体が新潟県にあるそうです。一刻も早く実現してほしい、と参加者はみんな思ったでしょう。

その後17時から、同じ会場で、支援集会が行われました。私は参加できませんでしたが、保養プログラムを全国で支援している方からの情報をもとに放射能被害をはじめとする、子どもたちの教育環境と生活環境を守るために必要なことについて話し合われたようです。
仙台アクションはこれが最後だったかもしれませんが、この福島のみなさんの気持ちに寄り添いながら、私なりに動き続けたいと思います。(宮城県連絡会・MT)