2月10日、「今すぐやめろ、ガレキ焼却。生命(いのち)を守れ、西日本Ⅱ」行動に、60名をこえる人が集まり、私たち百万人署名運動・福岡県連絡会も賛同団体として参加しました。私たちは、昨年3月から北九州市民をはじめ九州・山口の反原発勢力と一緒になって北九州市への放射能汚染ガレキ受け入れ・焼却反対行動を重ね、後1年を残したまま、ついに「3月末終了」(北橋市長)に追いこんだ勝利を受けての集会・デモです。いったん開始した国策を断念させることは、そうあることではありません。みんなの力を合わせた運動と闘いの結果です。
 しかし、ガレキ焼却期間を短くすることはできましたが、3月までは続きます。今後もやめるまで「いますぐ焼却やめよう」「そもそも広域処理する必要などなかった」と、さらに追及の声を上げていきたいと思います。

画像

 1月24日、放射能汚染ガレキを焼却している北九州新門司工場のごみ焼却場において、焼却作業員が転倒し灰に埋まって亡くなるという事故が起こりました。北九州市のゴミ焼却作業は外注化です。亡くなった作業員は、一方では被曝労働、もう一方では安上がり、使い捨て、安全無視の外注化を強制され、殺されたのだということです。本当に腹が立ちます。集会では、この事故を弾劾・追及する特別決議があがりました。
 また、健康被害についての報告や、大阪のガレキ焼却の現状報告、石巻視察報告、さらに市当局が公表したデーターからも「セシウムなど放射性物質の40%前後が捕捉できずに不明になっていることが市民の調査で明らかになった」と報告されました。北九州市が言っていた「バグフィルターは99%のセシウムをキャッチする」というのはウソだったのです。人の健康や命をないがしろにする北九州市当局にさらなる怒りを感じました。

画像

 集会後、天神の繁華街をデモしました。「原発利権」「ガレキは利権」「金より命」「全国どこでも燃やすなガレキ!」「すべての原発いますぐなくそう!」と、声を上げながら歩きました。パワフルで開放的なデモでした。(福岡県連絡会 T)