陸上自衛隊関山演習場(新潟県上越市/妙高市)で、2月下旬から3月上旬にかけて沖縄駐留の米海兵隊と陸上自衛隊が日米共同訓練をおこない、オスプレイも参加するとの報道を受け、昨年末以来、県内の関係自治体や平和運動団体が懸念や反対の申し入れ行動をおこなってきた。私たちも、特定秘密保護法の廃止に向けて百万人署名運動が全国一斉行動日とした1月24日、陸上自衛隊東部方面隊・高田駐屯地(上越市)に対して、日米共同訓練の中止を求めて要請行動をおこなった。

要請行動は平日ということもあって、地元上越の2名を含めて9名が参加。駐屯地内に入って意見交換をしたい旨を事前折衝で伝え、拒絶されてはいたが、駐屯地正門で再度要求してしばらく押し問答が続いた。かけつけた報道陣に囲まれ、現場は一時騒然となった。対応した司令業務室長・島田一行に、<新潟キリスト者平和の会>の代表を務める女性が要請文(別紙)を読み上げると、一斉にシャッターが切られた。

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県推進委員会が10年程前に要請行動を行った折には駐屯地内に入れてもらった経緯もあるので、その点も追求したのだが、島田室長は「10年前は10年前、今は違う。3年前から変わった」と、思わず口を滑らす発言をおこなった。「3年前?」。3・11以降変わったと言うのか!

関山演習場での日米共同訓練は毎回この時期に行われ、1996年以来、今回で10回目となる。演習場周辺は日本で有数の豪雪地帯であり、最も雪深いこの時期におこなう目的は、中国、朝鮮半島での戦闘を想定した訓練であることは明らかである。

今回の要請行動は百万人署名運動新潟県推進委員会の呼びかけに応じてくれた三つの市民運動団体(新潟キリスト者平和の会/ヤ~ルーの会/生きさせろ!にいがた)の方々との連名でおこなった。いずれも沖縄問題に関心を寄せ、これまでもさまざまな共同行動に参加してきた人たちである。
当日は、新潟のこの時期としては奇跡的な好天に恵まれ、名だたる豪雪地帯での闘争に不安をいだいていた参加者を安堵させた。

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駐屯地での要請行動を終えた後、上越市の繁華街に移動して、要請行動の報告ビラを通行人や商店街へのビラ入れをおこなった。
数の力におごり、真正右翼の正体を隠すことなく戦争のできる国づくりに突き進む安倍政権への国内外の批判が沸騰している。
潮目は変わった。沖縄・名護市長選での稲嶺進候補の勝利につづいて、東京都知事選で安倍政権に断を下そう。(新潟県推進委員会:坂井)

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陸上自衛隊・関山演習場における「日米共同訓練」の中止と、新型軍用ヘリ・オスプレイ飛行訓練に関する申し入れ

陸上自衛隊高田駐屯地 髙岡 久司令 殿
2014年1月24日

本年2月下旬から3月中旬にかけて関山演習場における「日米共同訓練」の実施が、昨12月6日公表されました。1989年以来、10回目の「日米共同訓練」になります。すでに各方面から懸念や反対の声が上がっています。今回の共同訓練はいつにも増して看過することが出来ません。

一つは、沖縄県民の反対の声を踏みにじり米軍普天間基地に配備された新型軍事輸送ヘリ・MV22オスプレイの参加が検討されていることです。沖縄の基地負担の「軽減」を口実に、全国で飛行訓練をする一環として行われようとしています。沖縄県民の基地反対の声を逆手に、本土の沖縄化を狙う攻撃であり、断じて認めるわけにはいきません。

本訓練は米軍海兵隊との共同訓練であり、海兵隊は言うまでもなく敵地攻撃の殴り込み部隊であり、訓練の目的に謳う「相互運用性の向上を図る」とは陸上自衛隊の侵略部隊化に向けた訓練を意味します。強く抗議するとともに、訓練の中止を求めます。

自民党・安倍政権は、奇しくも本共同訓練の発表された同じ日に、特定秘密保護法案を強行成立させました。この法律は多くの人たちが指摘しているように、反戦平和運動に適用されるときにその本質が露わになると言われています。米国の新軍事戦略に対応し、集団的自衛権を行使、日本を実際に戦争のできる国に造りかえるために、それに反対する人々の目と耳を塞ぎ、口を閉ざさすための法律です。

多くの自衛隊員は戦争するために自衛隊に入隊したのではありません。東日本大震災・福島原発事故における災害出動では、被曝と過酷な任務からPTSを発症する隊員が続出したと言われていますが、住民に感謝されることに自衛隊員としての誇りを感じ、日々の厳しい訓練にたえています。自衛隊の侵略軍隊への道につながる日米共同訓練=実戦部隊化訓練に対して重ねて、断固反対します。

                  記

一、憲法で禁じられている集団的自衛権を行使することにつながる、日米共同訓練の中止を求めます。

一、新型軍事輸送ヘリ・オスプレイの参加を取りやめてください。オスプレイは構造的欠陥が指摘され、たびたび墜落事故を起こしており、本訓練に参加することに周辺自治体からも懸念の声が上がっています。大音量騒音と、低空飛行による墜落事故の危険、希少生物の生育環境を破壊することにもなります。

一、安倍首相の靖国神社参拝の狙いは新たな「英霊」、自衛隊員の戦死に備えた、戦争のできる国づくりの一環です。自衛隊員の戦死につながる実戦部隊化訓練に反対します。

以上

<とめよう戦争への道!百万人署名運動新潟県推進委員会>
<新潟キリスト者平和の会>
<ヤ~ルーの会>
<生きさせろ!にいがた>