2月17日、国・文科省が「高校無償化」制度から朝鮮学校を除外していることは違法だとし、東京朝鮮中高級学校の生徒62名が、国に損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。

翌18日、文京区民センターで、この裁判を支援する会の結成集会が行われ、会場から溢れんばかりの約600名が参加しました。

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共同代表の田中宏さん(外国人学校ネット代表)があいさつに立ち、こうした裁判がすでに愛知、大阪、広島、福岡で開始されていること、他に阿部浩巳さん(神奈川大学教授)、坂元ひろ子さん(一橋大学教授)らが共同代表を引き受けてくれたことを紹介しました。

集会には朝鮮学校の高校生たちがたくさん参加していました。これまでの無償化適用を求める闘いの様子や、学校でのクラスごと、クラブごとに彼らの熱い思いが映像で紹介されました。バックに流れる「声よ集まれ歌となれ」のコーラスが心に染みました。

2010年4月からの公立高校の授業料無償化にともない、私立高校、民族学校、インタースクールなどの高校の授業料の一部も国が負担することになりました。ところが、その中から朝鮮学校だけが外されたのです。この日本政府のやり方は、子どもたちが等しく教育を受けられる権利を踏みにじるもので決して許されません。しかし、多くの抗議の声を無視して下村文科相は来年度もこれを継続しようとしています。

悔しい思いをして卒業していった先輩たちに続いて、現在の高校生たちが、こうした差別は違法であり、主役は自分たち高校生だと、一人一人の尊厳をかけて立ち上がったのです。
「在日朝鮮人が母国の民族教育を受けることがなぜいけないのか」「みんなで団結して、この権利をかちとろう!」と訴えました。

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発言に立ったアボジ(父親)は、「同胞には、もっと怒ってしかるべき、日本政府に怒りをぶつけようと呼びかけたい。日本の皆さんには、単に教育の問題だけではない、拉致とか核問題以前から、朝鮮学校をつぶそうという弾圧の連続だった、在日朝鮮人問題がどう生まれてきたのかまで掘り下げてほしい」と訴えました。

「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会代表の長谷川和男さん、フォーラム平和・人権・環境の藤本事務局長、チマ・チョゴリの会の松野哲二さんから連帯のあいさつ、李春熙(リチュニ)弁護士ら弁護団からも強い決意と支援の訴えがありました。

安倍政権の差別排外、戦争政策を許さず、私たちも抗議の声を上げていきましょう。(S)

●東京朝鮮高校生の裁判を支援する会
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