「さようなら原発」一千万署名市民の会が主催した脱原発集会が、3月15日(日)午後、日比谷野外音楽堂で開かれました。暖かい陽射しの中、会場いっぱいの参加者があり、集会後東京駅までデモを行い、原発再稼働反対を訴えました。

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労働組合の旗も多く見えました。

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オープニングライブでは、「真相の噂」さんがコントの中で、「安倍の戦後レジームからの脱却とは、中曽根の国鉄分割民営化、小泉の郵政民営化と一体で、その完成をやろうとしている」と言っていたのが印象的でした。

集会は、女優の木内みどりさんの司会で始まり、福島からの報告を武藤類子さんが行い、呼びかけ人から大江健三郎さん、澤地久枝さんがアピールをしました。

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また、日本初の宇宙飛行士で元TBS記者の秋山豊寬さんも発言に立ち、「福島第一原発から32㎞の地点で椎茸の栽培農家をやっていたが、現在避難生活。原木にセシウムが凝縮して入ってしまっている。果樹園農家の友人もホールボディカウンターで去年より今年の方がセシウムのベクレルが高くなっている。放射能汚染は現在進行中なのだ。川内原発を再稼働させてはならない」と訴え、安倍政権や東電幹部が誰も福島の責任をとっていないことに怒り、「彼らが日々政策の中でやっていることの方がテロだ、こういうのを認めない社会をつくろう」と呼びかけました。

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被ばく労働ネットワークのなすびさんは、「収束作業、廃炉作業は被ばく労働を前提にしている。原発労働者は累積20ミリシーベルトで解雇されているが、この数値はこの割合で被ばくしていくと毎年0.1パーセントずつ死亡していくという数値で、3000人のうち3人ということ。ある割合で誰かが死ぬ労働など非人間的なものだ。こうした犠牲の上で経済発展させるありかたを拒否する、そうした意識が脱原発運動にも必要」と訴えました。


集会後、銀座方面へデモに出発。

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途中、東電前で怒りのシュプレヒコール。

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休日の街行く人々に「原発なくそう、再稼働するな」と呼びかけながら歩きました。

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