7月20日、島根県松江市のくにびきメッセで「さよなら島根原発!大集会」が行われました。地元島根県や中国地方を中心として全国から4100名が結集し、島根原発再稼働阻止を誓い合いました。松江市で行われた近年の反原発集会では、最大規模の集会とデモになりました。

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集会では、ルポライターの鎌田慧さんと講談師の神田香織さんのゲストスピーチ、中国電力上関原発建設反対運動を担う仲間から連帯のあいさつなどが行われました。

7月16日に、九州電力川内原発が「規制基準に適合している」とする審査書案を原子力規制委員会が了承しました。パブリックコメントの募集や立地自治体の承認手続きなどを経て、早ければ今年の秋にも再稼働される恐れがあります。集会では、こうした再稼働の策動を糾弾し、「福島は収束していない!」とする発言が相次ぎました。

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集会に先立って、広島や岡山の仲間たちとともに会場入り口でビラ配布や署名活動を行いました。1000枚用意した「8・6ヒロシマ大行動」ビラは、開会30分前には全て配布してしまいました。会場に押しかける人々は安倍政権を糾弾しつつ、次々と署名に応じてくれました。

集団的自衛権発動が閣議決定されたことに対する怒りは激しく、「集団的自衛権反対署名」は203筆集まりました。さらに、「国鉄10万人署名」を243筆も獲得できました。さまざまな政治的背景を持ち、「原発反対」の一点で集会に集結した人々ですが、集団的自衛権発動すなわち戦争の危機を強く感じていることを改めて強く感じさせられました。また、「1047名解雇撤回闘争」が終結していないことを訴えることもできました。

集会後、2コースに分かれて松江市内をデモ行進をし、「島根原発再稼働阻止!原発廃炉!」を訴えました。行きかう市民は多くはありませんでしたが、車中から声援を送ってくれる市民が少なからずいました。デモ終了後、「8・6ヒロシマ大行動」成功と再稼働阻止闘争の勝利を仲間とともに確認しあいました。 (山陰連絡会 福間)