百万人署名運動・山梨連絡会と郡内地区連絡会は、山梨合同労働組合とともに10月4日、北富士演習場での沖縄海兵隊のオスプレイ離着陸訓練反対の申し入れ行動を行いました。

午前10時に北富士演習場梨ヶ原敞舎前に8人で結集、「オスプレイ反対」の横断幕やノボリを掲げて、「オスプレイ北富士訓練反対!」、「北富士を侵略戦争の演習場にさせないぞ!」、「米軍はイラク・シリア空爆を直ちにやめよ!」、「安倍内閣の支持と参戦を許さないぞ!」、とシュプレヒコールを上げました。

    北富士演習場梨ヶ原敞舎前
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その後、自衛隊北富士駐屯地で3団体が、安倍首相、江渡防衛大臣への申し入れを読み上げて手渡し、今後の北富士でのオスプレイ訓練絶対反対を申し入れました。

      北富士駐屯地前
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一昨年沖縄の労働者人民の反対の中で導入されたMV22オスプレイは、それまでのCH46輸送ヘリに比べ、巡航速度、兵員と物資の搭載量ともに数倍の能力をもち空中給油が可能です。海兵隊は侵略戦争の最先端で突撃していく部隊であり、オスプレイはアメリカのアジア重視戦略の一翼を担って投入されました。

北富士演習場は、沖縄の海兵隊が長距離砲の実弾演習を恒常的に行う演習場です。そのためオスプレイは演習のたびに海兵隊と一緒に北富士にやってくることになります。8月19日からの北富士でのオスプレイ訓練に際し、山梨連絡会は山梨県に対して「北富士をオスプレイ訓練に使わせるな」の申し入れを行いました。

この初の訓練で海兵隊は、演習場使用管理規則に違反した夜間演習や民間上空の低空飛行を行いました。しかし7・1集団的自衛権の行使容認で戦争をする国への転換にふみきった政府やそれに追随する山梨県は、この事態に抗議することすらなく、つぎつぎと演習を容認しています。

10月4日の2回目のオスプレイ訓練は悪天候を理由に中止となりましたが、すでに10月中旬の3回目の訓練が予定されています。
私たちは北富士でのオスプレイ訓練に反対し、山梨の労働者学生にいまこそ戦争反対に立ち上がることを訴えて闘います。(山梨連絡会 I )


   ●10/5付、山梨日日新聞記事

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