とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

3月1日に、朝鮮学校への差別を許すな!「高校無償化」即時適用を求める文科省包囲行動と渋谷デモがあり、参加しました。
卒業までに実現を!と願う多くの労働者市民・学生が文科省前に集まり、午後4時ごろ文科省建物を包囲。その後要請団が文科省の中へ入り、建物の中と外で「朝鮮学校に『無償化』を即時適用せよ」と力の限り要請しました。

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外の集会で発言した今は朝鮮大学生となったSさんは、高校無償化から朝鮮学校だけが排除されたことについて「こんな侮辱を受けて差別を受けたのは初めて。僕が暮らしてきた人生を否定された思いだ」と言っていました。日本の政治と社会のありようをえぐられる思いです。でも「これからも堂々と在日朝鮮人として生きていきたいと思います。手を取り合って、高校無償化を実現する社会をつくりましょう」と元気に言い切る姿に、日本の若者が大きく合流して欲しいと願いました。

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包囲行動に韓国から詩人・画家・書家のキム・ボムジュンさんも駆けつけました。(写真下・発言者)

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道路の反対側では「日の丸」を掲げた集団がマイクで、「日本から出て行け」等叫んでいました。中に「取り戻せ!拉致被害者と国家の誇り」と書いたノボリがありました。拉致被害者家族の心の痛みがわかる人々がなぜ、不当な教育差別を受けて傷ついている子どもたちの心の痛みがわからないのでしょうか。「国家の誇り」とありますが、国益の名をもって大資本が救済され自分たち労働者が非正規にドンドン突き落とされている現実の日本の国を誇れるのでしょうか。

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最後にみんなで、力を合わせて無償化を実現しようとシュプレヒコール
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さらに6時過ぎから代々木公園で抗議集会。「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会とフォーラム平和・人権・環境、朝鮮学校保護者の会の共催です。

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オモニ会のお母さんは「嫌がらせのニュースが流れると、無事に子どもたちが帰宅するのか心配でなりません」「差別を許す日本の社会に問題がある」と訴えました。

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集会後、渋谷の街をデモでアピール。朝鮮学校の生徒たちも大勢参加し2000人近い大きなデモとなりました。

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3月1日は93年前(1919年)日本の朝鮮植民地支配に抗して多くの朝鮮民衆が独立を求めて立ち上がった日でもあります。現在、この3月1日から有事を想定した米韓の大規模な軍事演習が韓国全土で行われています。これは北朝鮮に対する戦争挑発でもあります。朝鮮半島での軍事緊張が強まる中で、改めて朝鮮・アジアへの日本の侵略加害の歴史と向き合い、戦争に絶対反対し、差別排外主義を許さない取り組みを強めましょう。(Se)

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2月29日(木)、参議院で今国会2回目の憲法審査会が開催され、西川事務局長をはじめ計6名で傍聴してきました。
今回の審査会は、国民投票法附則に規定された「宿題」のうち①18歳選挙権実現等のための法整備、②公務員の政治的行為の制限に係る法整備の2点について、参考人(①は内閣官房、総務省、法務省、②は総務省、人事院の担当幹部)から説明を受け、質疑を行うというものでした。この2つの「宿題」は、いずれも国民投票法の施行(2010年5月18日)までに法整備を行うとされていて、その期日を過ぎたまま放置されている状態にあります。

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前回と同じく今回の質疑でも、小坂憲次会長はまず社民党の福島みずほ氏と共産党の井上哲士氏に発言の機会を与え、この2人は公務員の政治的行為について、そもそも現行の国家公務員法、人事院規則による制限は過剰、不当なものであると指摘しました。ところが次の発言者である中川雅治氏(自民党)は「日本の若者は幼稚であるから、選挙権年齢、成人年齢を18歳に引き下げることは疑問だ」という意見を述べて論点をずらしてしまい、その後も各委員が好き勝手に持論やその場での思いつきを開陳するという流れになりました。これは中川氏に非があったわけではなく(上記の意見の知的水準は別として)、2つの「宿題」を一緒くたにして審議しようという憲法審査会の運営のあり方に無理があったと考えざるを得ません。つまり、審査会の大勢を占める改憲派にとって今回は2つの「宿題」について審査会で議論しましたよという形式を整えることだけが目的であり、面倒な問題はサッサと片付けてできるだけ早く具体的な改憲案の審議に入りたいという思惑が見え見えであったということです。

このことを反映してか、今回の審査会は発言者が少なく終了予定時間より30分近く早く終了し、これまで改憲論を振りかざしていた西田昌司氏や山谷えり子氏も発言しませんでした。また、今回は委員どうしが私語を交わす場面が目立ち、国権の最高機関であるはずの国会で最高法規である憲法をめぐる問題について議論しているのだという責任感や緊張感はまったく感じられませんでした。(G)

日本国憲法の改正手続に関する法律 附則
第3条 国は、この法律が施行されるまでの間に、年齢満18年以上満20年未満の者が国政選挙に参加することができること等となるよう、選挙権を有する者の年齢を定める公職選挙法、成年年齢を定める民法(明治29年法律第89号)その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする。
2 前項の法制上の措置が講ぜられ、年齢満18年以上満20年未満の者が国政選挙に参加すること等ができるまでの間、第3条、第22条第1項、第35条及び第36条第1項の規定の適用については、これらの規定中「満18年以上」とあるのは、「満20年以上」とする。

第11条 国は、この法律が施行されるまでの間に、公務員が国民投票に際して行う憲法改正に関する賛否の勧誘その他意見の表明が制限されることとならないよう、公務員の政治的行為の制限について定める国家公務員法(昭和22年法律第120号)、地方公務員法(昭和25年法律第261号)その他の法令の規定について検討を加え、必要な法制上の措置を講ずるものとする。

●国民投票法案は、18項目もの問題事項を残したまま、2007年5月14日に強行採決・可決された。9条改悪まっしぐらにレールを引くことになる悪法、その実態である憲法審査会は憲法改悪への危険な装置と言えます。

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昨年8月、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」(通称・な全NAZEN)が立ち上げられ、「すべての原発いますぐなくそう!全国署名」が呼びかけられました。署名が5万筆を超えた段階で、2月28日「NAZEN」はこの署名を枝野経済産業大臣宛に提出しました。
NAZEN署名の請願項目は、一、再稼働も新規建設も一切やめて、全原発の停止・廃炉を。一、福島の人々と、子どもたちの命と生活を守れ。一、国と東京電力は、福島第一原発事故の全被害を補償せよ、です。百万人署名運動もその趣旨に賛同し、この署名にも取り組んできました。

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28日午後1時30分過ぎ、経産省前テント広場に、NAZENや学生、百万人署名運動の人たちが、箱に入れた署名を持って集まりました。提出に当たって、NAZEN呼びかけ人の鈴木達夫さん(弁護士)、三角忠さんらが発言。今日、福嶋第一原発がますます崩壊的危機にあること、闘いに一刻の猶予もないことが訴えられました。

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百万人署名運動からは、神奈川で精力的に署名活動に取り組んでいる篠田さんが挨拶。篠田さんは情勢に応じて署名してくれる人の思いや数に変化があること、しかしまた署名があるから人々の思いを集約できるのだと言いました。静岡から署名を持って参加したAさんは、自分がお願いした署名を自分で提出したいと思って参加したことを話しました。
NAZEN事務局長の織田さん、事務局次長の富田さんを先頭に、参加者全員で原子力部門のある経産省別館に向いました。

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■経産省の対応
経産省の対応は実に悪いです。内閣府や文部科学省に申し入れや署名を提出するときとは違って、横柄な態度であり、かつ、国民の請願権などを全く認めない態度でした。
NAZEN事務局は事前に申し入れを経産省に伝え、部屋をとることを約束させましたが、当日、時間通り2時に訪ねたところ、部屋も用意しておらずに、約20分以上もロビーで待たせました。
やっと出てきたら、何と、入室できる人数は6人と制限してきました。しかも部屋に入ると「この後会議があるから、2分でお願いします」とか言って、ずっと時計を見ている始末でした。

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署名提出の趣旨、提出筆数の確認、5万人を超える人々の思いを、2分でどうやって話せというのでしょうか。こんな事を平然と言えるのは、彼らがこれまで市民の声をきちんと聞いてこなかったからです。彼らは、文句を言うんだったら署名は受け取らない、という態度でした。彼らが自分たちに抗議する請願署名をこれまで受け付けたことがないことを表しています。みんなは怒り心頭。そういうなかで、しかし署名提出を断乎やりきりました。

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その後、再びテント前で提出の報告をしました。
初めてこのような行動に参加した女子学生は「経産省の若い役人の態度、言い分、上から目線の官僚の姿に、改めて不信感をもった」と言いました。また法政大の学生は「私たちが法政大学で集めた署名は、血のにじむ署名だ。一筆一筆に重みがあり、だから責任をもって提出しなければならないのです」と言いました。
報告をしている途中に、NAZEN呼びかけ人の藤田城治弁護士が通りかかり発言。「ゲバラも、間断なく攻撃を続けよと言っている。われわれもがんばりましょう」と。最後に3月11日、郡山大集会に結集することを確認して、提出行動を終えました。(T)










 宮城県連絡会は2月18日、仙台市内で『復興・原発事故の裏で進められる改憲の動き』と題する改憲問題・学習講演会を開催しました。事務局長の西川さんに、改憲に向けて動き出した国会の現状をお話ししていただきました。
 自民党の石破などが「自衛隊が自衛戦争をやって何が悪い」「他国から攻められたらどうするのか」と憲法改悪を訴えることに対して、西川さんは日本国憲法が第2次世界大戦を受けてどのように成立したのかをハッキリさせなければならないと呼びかけました。参加者からは「民主党の護憲派はどういう状況か」「戦争を経験した自民党議員はどうなのか」といった質問が出されました。西川さんからは、例えば国旗国歌法に反対した菅・前首相が、首相になってから変節したことを石破が突いて、護憲派の動きを抑えていることが報告されました。

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学習会では東日本大震災現地救援対策本部の仲間から、『「震災復興」はどこに向かっているのか』と題するレポートもありました。大企業の「ビジネスチャンス」(村井・宮城県知事)のための震災復興と闘っていこうと分かりやすく提起されました。参加者からは、「誰かがやってくれるという風潮を変えたい。行動してみないと分からないので、ぜひ国会傍聴にも行きたい」と感想が寄せられました。
 被災地では、「復興」といって農地や漁場を大資本が奪ったり、アジア並み賃金に引き下げようという攻撃との闘いが始まっています。マスコミなどは、憲法審査会の始動に対して「改憲より復興が大事」と言って、その中身について論究されることはありません。学習会では、復興攻撃が、国のあり方そのものを変える改憲攻撃としてあることをつかむことができたと思います。
 西川さんが作成した年表は年月だけでなく、日付まで入っていてスゴイと思いました。1日の動きで戦争になったという歴史をとらえて、そうしているのだと言っておられました。まさに今、1日1日、私たちがどう考え、行動するのかが歴史を左右する時代に入ったと思っています。

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 学習会に先立って、西川さんとともに津波被害の沿岸部を視察しました。何もかも流されて更地になったことに心を痛めるとともに、「慰霊の塔」(追悼ではない!)が建てられたり、「震災復興祈願」と書かれた「日の丸」の旗が神社に掲げられていることに、警鐘を鳴らした西川さん。私たちは3・11から1周年にあたり、3・11を奇貨とする改憲攻撃とたたかい、原発再稼働を阻止することが、2万人の死に対する追悼であると改めて考えさせられた1日となりました。(宮城県連絡会・松本)

















■卒業までに!朝鮮学校に「高校無償化」実現を!3・1デモ
とき◆3月1日(木)午後6時15分~、集会後渋谷周辺デモ
ところ◆代々木公園イベント広場/*同日午後4時~5時30分、文科省包囲行動(人間の鎖)あり
主催◆「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会(tel.080-3930-4971)


■3・8国際婦人デー行動
「命より金もうけ」の社会を変えよう! 3・3女たちの東電デモ&集会

とき◆3月3日(土)午後0時30分デモ出発(正午、日比谷公園かもめ広場に集合)、午後2時~集会開始
ところ◆京橋プラザ区民館多目的ホール(中央区銀座1-25-3)
お話◆椎名千恵子さん他
主催◆3・8行動実行委(tel.042-757-4785)


■第21回「日の丸・君が代」の強制に反対する新潟県住民集会
とき◆3月3日(土)午後2時~
ところ◆鳥屋野公民館・3階講座室(新潟市中央区新和3-3-1)
講演◆伊賀正浩さん(大阪市立小学校教員)「大阪『教育基本条例』を考える」
参加費1000円
主催◆同集会実行委(tel.090-6791-8005片桐)


■中野前委員長追悼、外注化阻止・12春闘勝利、動労千葉総決起集会
とき◆3月4日(日)午後1時30分~
ところ◆千葉市民会館(JR千葉駅から東千葉駅方向へ7分、千葉市中央区要町1-1)
呼びかけ◆国鉄千葉動力車労働組合(tel.043-222-7207)


■国際婦人デー記念 3・4ヒロシマ行動
とき◆3月4日(日)午後1時~集会、3時~デモ行進
ところ◆広島工業大学広島校舎(広島市中区中島町5-7)
お話◆椎名千恵子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネット)「福島から訴える!」
主催◆同行動実行委(tel.090-6849-1193伊豆)


■3・8国際婦人デー集会
とき◆3月7日(水)午後6時30分~
ところ◆エルおおさか本館6階(大阪市中央区北浜東3-14)
主催◆婦民全国協関西ブロック(tel.080-5325-0662)、関西労組交流センター女性部


■原発なくせ!千葉の命の水を守れ!森田知事は県民の声を聞いて!3・10ちばアクション
とき◆3月10日(土)午後1時~集会、2時~デモ
ところ◆千葉市葭川(よしかわ)公園(モノレール葭川公園駅すぐ)
主催◆原発なくせ!ちばアクション実行委(tel.043-202-7820)


■3・10原発いらない!地球(いのち)のつどい
とき◆3月10日(土)午前10時~午後8時、3月11日(日)午前9時~12時
ところ◆①ビッグアイ市民プラザ7階(郡山駅西口前)、②労働福祉会館(福島県郡山市虎丸町7-7)/*シンポ、講演会、子ども達の訴え等盛りだくさんの企画、入場無料
主催◆原発いらない福島の女たち他(tel.090-7029-5617)


■3・11原発いらない!福島県民大集会
とき◆3月11日(日)午後1時~,加藤登紀子コンサート、2時~集会、3時~行進
ところ◆福島県郡山市開成山球場(福島県郡山市開成1-5-12郡山総合運動場内、郡山駅西口より福島交通バスで「郡山市役所」下車2分)
主催◆福島県民集会実行委会員(tel.0800-800-5702福島県平和フォーラム内)


■3・11NAZEN沖縄・結成集会
とき◆3月11日(日)午後2時開場
ところ◆八汐荘・1階小ホール(沖縄県那覇市松尾1-6-1)
呼びかけ人◆佐久川政一、福地曠昭、矢ヶ崎克馬
主催◆NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)沖縄準備会(tel.0980-52-3748)


■阿佐ヶ谷市民講座「安重根(アンジュングン)と石川啄木」
とき◆3月15日(木)午後6時30分開演
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐谷南3-3-32)
講師◆卞宰洙(ピョンジェス)さん(文芸評論家、朝鮮作家同盟)
参加費1000円(学生500円)
主催◆阿佐ヶ谷市民講座実行委員会(tel.090-8080-6860)


■八尾北・西郡決戦勝利!道州制粉砕・橋下打倒!3・18全国総決起集会
とき◆3月18日(日)午後1時~
ところ◆八尾市西郡・幸町五丁目第1公園
主催◆八尾北医療センター労組、部落解放同盟全国連西郡支部、八尾北命と健康を守る会(tel.072-999-3555)


■共謀罪再上程阻止!ダーティ捜査反対!戦争と治安管理に反対するシンポジウムⅥ
とき◆3月18日(日)午後1時~5時
ところ◆中野勤労福祉会館(JR中野駅南5分)/参加費700円(前売500円)
主催◆シンポジウム実行委(tel.03-3591-1301)


■2012年度キリスト者政治連盟定期総会記念・公開講演会
とき◆3月20日(火・休)午後2時~4時30分
ところ◆日本基督教団西片町教会・会堂(文京区西片 2-18-18)
講演◆西川重則さん(政教分離の会事務局長)「憲法改正(改悪)をめざす憲法審査会と私たちの課題」/会場費500円
主催◆キリスト者政治連盟(tel.03-3813-1085)


■さようなら原発1000万署名集約集会
とき◆3月24日(土)午後1時30分~集会、終了後パレード
ところ◆日比谷野外音楽堂(千代田区霞が関・日比谷公園内)
主催◆さようなら原発1000万人アクション実行委(tel.03-5289-8224原水禁気付)


■第3誘導路粉砕・市東さんの農地を守ろう!フクシマ連帯・原発再稼働許すな!TPP反対!軍事空港粉砕・改憲阻止! 全国総決起集会
とき◆3月25日(日)正午~
ところ◆反対同盟員の畑(千葉県成田市天神峰、JR・京成成田駅から東峰神社へタクシー2500円)
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟(tel.0476-35-0062)


■新橋アクション 第8弾 東電直撃デモ!
とき◆3月26日(月)午後6時30分デモ出発
集合地◆桜田公園(JR新橋駅烏森口すぐ)*5時30分~新橋駅前で街宣
主催◆原発とめろ!新橋アクション(tel.03-3778-0717)


■終わりへ! ~裁判員制度・原発と最高裁~
とき◆3月30日(金)午後6時15分~
ところ◆弁護士会館2階・クレオ(日比谷公園霞門前)
内容◆高山俊吉さんに聞く「なりふりかまわぬ最高裁」/パネルディスカッション:織田信夫さん(仙台弁護士会)、成澤宗男さん(『週刊金曜日』編集部)、齋藤裕介さん(「郵政非正規ユニオン」委員長、2012年裁判員候補者)
主催◆裁判員制度はいらない!大運動(tel.03-5510-4985)






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